新着順:28/585 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

秘湯ばんざい! 《北海道・東北編》

 投稿者:タクト  投稿日:2009年10月29日(木)20時02分26秒
  通報
  日本を縦断した大型の台風18号、各地に爪痕を残し、9日には北海道を通り抜け温帯低気圧に変わっていった。
台風の後は快晴になり、特に滝ファンは水量が多くなって迫力を増した滝壺に行きたくなるもの。
逆に温泉、とくに自然の中にある露天風呂は、泥水などが流入して濁ったりするので、本来の姿は期待できない。
じつはぼく、台風が来る前の5日、那須の弁天温泉に入ってきた。
那須岳(茶臼岳)が1963年に小爆発の噴火を起こすなど、活発な地殻活動によって地下のマグマから火山ガスが放出されて、山麓には魅力的な温泉がいくつもある那須。
鹿の湯の源泉発見後、次々と温泉が発見された「那須七湯」。
そのひとつ、大丸温泉に数年前に行ったときの感動を今一度味わいたくて、前から狙っていた弁天温泉を、紅葉がすばらしいこの時期に日帰りで行ったというわけだ。
写真1枚目は弁天温泉で満喫するぼく。
だって途中まで誰も入ってこなかったんだもん。
ついでに、休みの日だと大混雑する那須ロープウェイも、平日だからほとんど待つことなしに乗れた。

最近はペースが落ちたけど、ずいぶん温泉には行った。
「げんきくん」時代は、担当ディレクターが大の温泉好きで、地方ロケは温泉宿がセットになっていたし、吉本時代はスケジュールが空いているときは、梅田花月で進行していた原君の車で、何泊もかけて全国の秘湯を行きまくり。
ぼくのバイク・ツーリング(単独でもほうか君とかとも)は、寝袋と滝と温泉はセットになっていた。2ヶ月かけて東北・北海道の秘湯を周りまくったときもあった。
ぼくが好むのは、宣伝過多なホテルのなかにある、大理石で作られた豪華な湯船ではなしに、秘湯。
収容力が少なくて効率が悪くても、近代化の波に乗れなくても、バスも通わぬ交通不便な場所にあって、河童や熊や猿が先客していて、自然に囲まれた、野趣満点の露天風呂。
なかでも老若男女が気にせず満喫できる混浴が好き。
お薦め本は、「日本秘湯を守る会」が編纂している「日本の秘湯」(写真2枚目、ぼくが愛読している1993年版)。10ヶ所のスタンプを集めると、一泊無料ご招待がもらえるよ。
http://www.hitou.or.jp/hymember/index.html

そんな混浴露天風呂に限定して、ぼくのお気に入りを書き出してみた。
もしあなたが行く場合は、事情が変わっているかもしれないので、営業しているかどうか確認してね。
秘湯と呼ばれる温泉宿は、日帰り入浴もたいていOK。
また自然の中にある野天風呂は基本無料。管理者がほそぼそと掃除している場合があるので、お心付けの箱がある場合は、お心付けを入れてね。
マナーを守りながら秘湯を満喫してほしいが、水着で入るのが当たり前になっている野暮なとこは除外している。

《北海道》

「カムイワッカの滝」…知床にあって滝全体が温泉。秘湯ファン憧れの野天風呂。近年は有名になりすぎて、多くの観光客でごった返す。無茶をする人もいて、死亡事故も起きたらしい。夏休み中は一般車の乗り入れが禁止で、バスで行くことになる。

「岩尾別温泉・ホテル地の涯」…知床の羅臼岳登山口、原生林の中の一軒宿。温泉宿としては北東で一番の果てにある。ホテルと言っても、野天混浴風呂(三段の湯、滝見の湯)は無料で解放されていて、旅人が多く情報交換の場になっている。カムイワッカとも近い。日本秘湯を守る会の会員宿。

「セセキ温泉」…知床半島の海に面している。満ち潮になると入れなくなる。漁師が発見して、個人が管理しているので寸志をいれるのがマナー。駐車場もあり、階段を降りると海と一体化したような岩作りの湯壷が二つある。
フジテレビの「北の国から」のロケで有名になってしまった。
その先にあった波打ち際の相泊温泉は、9月22日の高波で小屋が破壊され今年度は終了。

「薫別温泉(くんべつ)」…羅臼から国道335号で標津町に向かうと薫別の町がある。案内の看板はあるが、場所は事前にイメージして行くほうがいい。バイクや車で行かないときつい。熊出没地帯。
北海道と東北は、ほんとうに混浴野天風呂の宝庫。ただし野天風呂はたいてい「熊に注意」とあるので、熊に出くわさないよう鈴をつけるのは必須。他にも鹿、蛇、ハチ、猿、野鳥などと「こんにちは」することがある。

「川湯温泉・パークウェイ」…「げんきくん」のロケが川湯の小学校で5日間あり、川湯や隣の屈斜路湖の温泉をいくつかはしごした。このあたりが気に入り、数ヵ月後、「北斗星で行く、北海道フリー切符の旅」3万5千円で再度訪れたぐらい。

「屈斜路湖・和琴露天風呂」…秘境にあるわけではなく、昼間は服を着ている観光客が多くて、とても入れるような状態じゃないけれど、夕方になると人影もまばらになるので、ライダーや旅人も入浴するが、正直、あまりきれいなお湯ではなかった。

「屈斜路湖畔の露天風呂群」…屈斜路湖の海岸沿いは、掘れば沸くというぐらい、温泉が自然に湧き出ていて、赤湯、コタン湯、池の湯、オヤコツ地獄湯、それに地元の人しか知らない幻の湯などが点在する。
時期や時間帯によっては、周りの目が気になる温泉もあるが、湖を見ながらの温泉はたしかに気持がいい。いくつか混浴を回遊したあとは、仁伏温泉の「玉砂利乃湯」で締めるのがいい。

「芽登温泉(めとう)」…足寄郡足寄町芽登にある、山の中の一軒屋。まわりを遮るものがまったくない、開放感あふれた大きな岩風呂。鹿や野鳥が当たり前のようにいる。日本秘湯を守る会の会員宿。

「然別温泉峡」…大雪山の南側にある、ユウヤンベツ(別名シイシカリベツ)川沿いにはいくつもの野天風呂が点在していて、温泉マニアでは超有名なところ。看板・案内もあり見つけるのは苦労しない。
野天なのでもちろん無料なのだが、管理者が掃除をしてくれているので、寸志の箱を見つけたら気持を入れてね。気持と書いた紙ではなしに、小銭をね。
鹿の湯、チニカの湯、メノコの湯、ピラの湯、テムジンの湯、キヌプの湯、シリコトルの湯の温泉群は、日本百名湯にも選ばれている。
然別には前に日本秘湯を守る会の会員宿の「かんの温泉」というすばらしい宿があったが、2008年12月から休業している。

「ヌプントムラウシ温泉」…トムラウシ温泉東大雪荘の途中に、新得町にある野天風呂。ぼくはまだ行ったことがない。なんで見落としたんだろう。

「ニセコ温泉」…全国から温泉ファンがやってくるニセコ。札幌、小樽、長万部のどこからもJRでも車でもアクセスできる便利な地。
ニセコの温泉と言っても、細かくはいくつかの地域に分かれていて、超豪華な国際ホテルから野天まで、まさに温泉の原宿。
混浴露天風呂があるのは、大庭園露天風呂が有名なニセコグランドホテル、五色温泉旅館、ニセコ薬師温泉旅館、新見温泉ホテル、新見本館、背がとどかない深いところもある危険な所なので入浴が不可になっているニセコ湯本温泉・大湯沼と小湯沼(野天)、馬場川(野天)、黄金温泉。
どれもすばらしいお湯の混浴露天風呂。日帰りもOKでむちゃ安い。
鯉川温泉旅館(男女別)と新見本館は日本秘湯を守る会の会員宿。

「水無温泉」…「日本の秘湯」でも紹介されている函館の恵山岬の海岸にある無料の混浴露天風呂。満潮時には海に水没し、干潮時には熱すぎて入れないため、ちょうどよい湯加減になるのは干潮から2時間前後が勝負。なのに水着で入る輩が多くて、がっかりだよ!
水着を着るなら、海へ行け!

「竹山高原温泉」…北海道なのに北広島市(富ヶ丘)というところにある。
自慢の大露天岩風呂(混浴)は、道内銘石600トンを使用し、床面は中国産の総大理石張りの豪華なつくり。千歳空港と札幌のほぼ中間、国道36号線沿いと交通の便もよく、宿もあるが600円と手頃な料金で日帰り入浴が楽しめるので、けっこう人気が高い。

「銀婚湯」…メディアにもよく取り上げられる有名な宿。函館から車で約1時間半(約65キロ)、二海郡八雲町にある。正式には上の湯温泉の温泉旅館銀婚湯。大正天皇の銀婚式の日に掘り当てられたので「銀婚湯」。銀婚式の日に泊まると特別なサービスがあるらしい。
素敵な露天風呂がいっぱいあるのだが、大きな庭園の中にある野天風呂は宿泊者だけ。また日帰り入浴ができない日(基本的に月曜日が休み)があるので注意が必要。H.Pを貼り付けておくね。日本秘湯を守る会の会員宿。
http://www.ginkonyu.com/

「北湯沢温泉・御宿かわせみ」…洞爺湖近くの北湯沢温泉。ここには近代的なホテルも含めて宿泊施設がいくつもあるが、選ぶのは御宿かわせみだけでいい。だって他は混浴じゃないから。
ここの大露天風呂はでかく、他にも川沿いに露天がある。近くには三階滝がある。

「平田内温泉 熊の湯」…渡島半島の西岸、熊石町の渓流沿いにあり、駐車場がある。河原に大きな岩をくりぬいただけの湯船に浸かりながら、けっこう激しく平田内川が目の前を流れる。もちろん混浴。

「奥美利河温泉 山の家」…瀬棚郡今金町の原生林にとけ込んだ、広々とした池のような露天風呂。


《東北》

「青荷温泉」…青森県黒石市にある一軒宿で、温泉ファン憧れの所。石油ランプが現役で、ここの龍神の湯は夜に入ると、とにかく幻想的。
同じ混浴で露天風呂もあり、こちらは蛍の見える夏の夕暮れがいい。
あまりの美しさに、14年も前に行ったのに、いまだに記憶が鮮明に残っている。
と思ったら、今、ホームページで見たら、どうも龍神の湯の感じが違う。内湯とだけ書かれていて「龍神の湯」の名がなく、混浴じゃなくなっている。火災にでもあったのか。なんか変わってしまったかも。
http://www.yo.rim.or.jp/~aoni/index.htm
後日談:ネットで龍神の湯を調べていたら、「湯小屋などが痛んできたので、修理を考えたが、お金がかかりすぎるので修理を諦め、新しい湯小屋を造ることにした。それが新しくできた滝見の湯」だって。なんかがっかり。

「黄金崎不老ふ死温泉」…こちらも東北温泉の横綱格。激しい波打ち際を走る、全国のローカル線でも1,2位の人気を誇る五能線。その真ん中にある艫作駅(へなしえき) から徒歩10分に宿があるのだが、電話すれば迎えに来てくれる。国道だと101号線、黄金崎灯台近く。
波打ち際にあるひょうたん型の露天は混浴。
本州の果て、津軽平野の西端に位置しているため、海の向こうには水平線が広がっているのみ。
沈む夕日、夜空にまたたく星々、黄金崎灯台の一筋の光、夏のイカ釣り船の漁火…。日本の絶景がここにある。
ほんとうに夕日時は、錆色の湯とあいまって黄金色でまぶしいぐらいに輝いて見えるよ。カップルが多いのもうなずける。
がしかし、近年、となりに女性専用の露天風呂ができたらしい。なにをすんねん。
近くには十三湖があり、この世のものとは思えない藍色に光り輝く青池がある。
この宿は安くて、食事もボリューム満点でうまい。日帰り入浴もOKだが、泊まっても大満足まちがいなし。

「酸ヶ湯温泉」…十和田湖から八甲田連峰の最高峰、大岳へヘアピンカーブの連続を登って30分くらいの西中腹にある、国民保養温泉の指定第一号になった一軒宿。もちろん日帰りもOK。
ここには有名な千人風呂がある。内湯だがとにかく広い。雰囲気もある。
ぼくが行ったとき、なぜか受付のおばちゃんがニコニコする。気にせず千人風呂に入っていたら、しばらくして若い女性がいっぱい入ってきた。けっこうみんな、あけっぴろげ。
温泉を出るとき、おばちゃんに、
「あんた、ラッキーだね。ちょうど、合宿している女子大生のバレー部たちと入浴時間が重なって」
そんなすばらしい思い出の千人風呂。しかし近年、大浴場とは別の場所に女性専用の内湯ができたらしい。なにをすんねん。

「蔦温泉」…酸ヶ湯温泉と同じ国道103号沿いにあり、より十和田湖寄り。まわりがうっそうと生い繁るブナの原生林に囲まれた一軒宿。
大町桂月がどこよりも好きだったのが蔦温泉。井上靖も愛した名旅館。
混浴ではない。宿は、トチやツタ、ブナをふんだんに使った古いつくりで、懐かしい木造の温かみが満喫できる。もちろん日帰り入浴もできる。日本秘湯を守る会の会員宿。
じつはぼくはこの周辺の遊歩道に強烈な思い出がある。5月のゴールデンウィーク時に蔦沼、長沼、菅沼、瓢箪沼などを巡る自然散策路を歩いていた。
それまで霧で前があまり見えなかったのに、鏡沼から月沼の遊歩道で霧が晴れたら、あたり一面、どこまでも続く水芭蕉の大群生だった。
ほんとうに別世界。
尾瀬など比べ物にならないぐらい、圧倒的な美しさだった。

「谷地温泉」…混浴が男女別へ改築したん、根強いファンのリクエストにより大浴場が元の姿(混浴)に復活!めでたいニュース。ここは『日本三秘湯』の一つと言われている名湯。

「奥薬研温泉 かっぱの湯」…下北半島の仏が浦や最北端に生息する野生の猿を見ようと行ったとき、偶然見つけた混浴露天風呂。もちろん無料。今は、元祖かっぱの湯以外にも、夫婦かっぱの湯、隠れかっぱの湯もあるらしい。

「嶽温泉 山楽」…岩木山の麓に沸く嶽温泉。山楽にある庭園風の露天風呂は情緒があって素敵。

「乳頭温泉郷 鶴の湯」…田沢湖から車で30分ぐらい、駒ケ岳のふもと、標高800mに位置する乳頭温泉郷。中でもここ鶴の湯は、遠い昔にタイムスリップしたみたいな雰囲気で、超人気温泉宿。大露天風呂を含め、野天風呂が11個ある。
今だから言える思い出がある。ふだんここに泊まるのは予約でいっぱいでなかなか至難。しかも冬の間は雪のため閉鎖している。
「げんきくん」のロケで近辺にきたとき、温泉好きのTディレクターが「鶴の湯へ行きましょう」と言い出した。雪の中をなんとかロケ車は無人の鶴の湯へ着いた。
人はいなくても、ミルク色(乳白色)の温泉は変わりなく湧き出ている。
もう、入るしかないだろう。
乳頭温泉郷は他にも「黒湯温泉」と「蟹場温泉」が、混浴露天風呂の宿として人気がある。日本秘湯を守る会の会員宿。

「国見温泉」…全国でもめずらしいエメラルドグリーン〔緑色・透明〕の湯。
場所は岩手県と秋田県との県境、秋田駒ヶ岳登山口にあって、森山荘と石塚旅館は、ともに展望抜群の混浴露天風呂が売り。秋田駒ヶ岳の風景とエメラルドグリーンの湯で、なんとGooランキング「一度は行ってみたい、一風変わった温泉ランキング」で全国第2位になっている。日本秘湯を守る会の会員宿。

「松川温泉 松楓荘」…ここも「げんきくん」をやっているときに、Tディレクターたちといっしょに泊まったところ。
売りは対岸にある混浴の岩風呂。
川にかかる木製の橋を渡って行くのだが、自然の岩を刳り貫いて湯壷にしているので、秘湯ムードが満点。
松川温泉は他に「松川荘」と「峡雲荘」があり、どの宿もすばらしい混浴露天風呂を備えている。
「峡雲荘」と「松楓荘」は日本秘湯を守る会の会員宿。場所は岩手県八幡平。

「籐七温泉 彩雲荘」…秘湯を謡うなら、ここは絶対はずせない一軒宿。
八幡平の中腹、アスピーテラインを利用し、見返り峠が見えたら左折。そこにこそ、東北でもっとも高い標高1400mに沸く温泉、籐七温泉が眼下に雲海を望みながら、コンコンとお湯を湛えている。
宿の野天風呂以外にも、近くに野湯がある。日本秘湯を守る会の会員宿。

「ふけの湯」…八幡平アスピーテラインにある、標高1100mにある八幡平最古の温泉。蒸の湯温泉、ふけの湯温泉とも書く。
金精さまのある子宝の秘湯として知られているが、ぼくの場合はまず、相手を見つけないことにはなあ。もう遅いか。日本秘湯を守る会の会員宿。

「後生掛温泉(ごしょがけ)」…同じく八幡平アスピーテライン沿いにある、歴史ある一軒宿。
7つの浴槽を備えた大浴場、名物の箱蒸し風呂、泥風呂、素朴と温かみがある宿、隠れた実力温泉で、もちろん日帰りも可能。ぼくが行ったときは大浴場は全て混浴だった。まわりの自然散策路も有名。

「花巻南温泉郷 大沢温泉」…ここはちょっとした思い出がある。まだ20代のときに、近くのユースホステルで泊まっていて、そこのペアレント(ご主人)に「大沢温泉に入ってきたら。露天風呂は広くて、いいお湯だよ」と言われ、同じく泊まっていた女性にも声をかけていた。
その女性は最初、混浴だと聞いて渋っていたが、ぼくが「旅の恥はかき捨てですよ」とわけのわからない説得が功を奏し、いっしょに入浴することになった。
彼女と話すうちに、じつはすごく近所に住んでいることがわかった。
ま、遠い昔の淡い思い出です。

「鉛温泉 藤三旅館」…宮沢賢治も愛した「白猿の湯」(桂の湯・混浴)が人気の藤三旅館。
白糸の滝を目の前にした豊沢川沿いにあり、総けやき造りの木造三階建ての門構えはかっこよく、田宮虎彦の小説「銀心中」や賢治の童謡「なめとこ山の熊」にも出てくる名旅館。
楽天トラベルアワード2007・東北レジャー部門で金賞を受賞している。日本秘湯を守る会の会員宿。

「夏油温泉 元湯夏油(もとゆげとう)」…栗駒国定高原焼石連峰にあり、平安時代に慈覚大師が発見したとも言われている、湯治でも有名な温泉。
さまざまな効能の露天風呂、内湯、ラジウム放射能の洞窟風呂など、多くの湯船はまさに温泉天国。
江戸時代にはなんと、温泉番付で東の横綱に位置づけられていた。日本秘湯を守る会の会員宿。

「川原毛地獄大湯滝」…秋田の泥湯より車で10分、その後徒歩で15分のところにある、カムイワッカの滝と同じく、滝壺が温泉(写真3枚目)。
ぼくが行ったときはそれこそ豪快な湯滝で、まさに秘湯、裸で入るのが至極当然だったが、今や有名になって、水着で来る輩でごった返しているらしい。
だみだこりゃ。

「泥湯温泉 奥山旅館」…定番の混浴露天風呂。秘湯の雰囲気満点だが、かなりメディアに取り上げられている。
冬季時期(11月20日〜4月25日)には、三泊六食一万円湯治コースというのも大人気(要予約)。この格安コースで泊まるさいは、日本秘湯を守る会の会員宿だが、スタンプは押してもらえない。ま、当然か。

「秋の宮温泉郷 鷹の湯温泉」…鷹の湯温泉、稲住温泉、湯の又温泉、湯の岱温泉など十軒の宿がある秋の宮温泉郷。
泥湯温泉からも近い秋の宮温泉郷だが、十二秘湯めぐりを全て入るのはどだい無理。
深さ130cmの立ち湯や混浴露天風呂がある鷹の湯温泉(日本秘湯を守る会の会員宿)をまず押さえて、余裕があるなら、愛ちゃんの卓球場(ホームグラウンド)として知られる友誼館がある「稲住温泉」とかにも行く。

「鬼首吹上温泉 峯雲閣」…ぜがひでも紹介したかった峯雲閣。滝壷が温泉の混浴露天で、カムイワッカや川原毛地獄大湯滝、伊豆の大滝温泉が水着だらけなのに、ここは水着が禁止。滝と温泉を愛するぼくにはたまらん場所。滝壺露天は5月下旬から10月下旬と季節限定で、日帰りは500円。

「鬼首温泉荒湯地獄」…野湯として超有名。自然駐車場から右の湯沢を滑らないように降りる。ブルーシートの残骸にはがっかり。近くの鬼首高原の「間欠泉センター」には混浴大露天風呂がある。

「峩々(がが)温泉」…国道457号線から蔵王エコーラインへ向かう途中の一軒宿。
人気が高く、温泉好きなら有名なところ。露天は宿泊者用と日帰り客用とに分かれている。日本秘湯を守る会の会員宿。

「作並温泉 鷹泉閣・岩松旅館」…宮城県仙台市青葉区にある作並温泉。一時は仙台の奥座敷として秋保温泉とともに隆盛を競いあったが、最近はちがう話題で世間を騒がしている。
近代旅館が8軒ほどあるが、混浴露天風呂があるのは、この岩松旅館だけ。谷底の岩を刳り抜いた天然岩風呂が名物。
秋保大滝とセットで考えるなら、混浴露天のない秋保温泉や二口温泉より、この岩松旅館を基点にするのがいい。

「姥湯温泉 桝形屋」…秘湯を愛する人は、おそらく最高ランクをつけるであろう、すばらしく雰囲気のある混浴露天温泉。
天地人でもお馴染みの米沢、滑川温泉よりさらに4キロ山に登ったところにあり、ぼくが前にバイクで行ったときは砂利道、急カーブでほんと、怖くて不便な道だったけど、今は舗装されているもよう。
冬は閉鎖。日本秘湯を守る会の会員宿。

「滑川温泉 福島屋」…滝と温泉はけっこうセットになっているが、名瀑と秘湯の名コンビは意外と少ない。
秘湯で名高い滑川温泉の一軒宿「福島屋」。歩いて30分には日本の滝100選の中でも上位の人気を誇る滑川大滝がある。
福島屋と滑川大滝は、王と長島、馬場と猪木のようなゴールデンコンビだ。日本秘湯を守る会の会員宿でもある。

「広河原間欠泉 湯の華」…日本で唯一(世界は知らないから)、間欠泉が噴水のように噴き上がってる混浴露天風呂。
ぼくが訪れた13年前は野湯だったが、今はなんと、宿泊施設がある。平成17年オープンで、しかも日本秘湯を守る会の会員宿。
宿に着いたら、真っ先に迎えてくれるのが、宿の屋根までも吹き上がるという間欠泉って秘湯好きにはたまらないね。
間欠泉は地中より噴き出す温泉が、ガス圧によって吹き上げられる現象。日帰りでもOK。間欠泉が目玉の温泉は今も混浴。

「蔵王温泉 蔵王国際ホテル」…蔵王温泉街随一の大型国際ホテルなのに、ちゃんと混浴露天風呂がある。さすが東北。もちろん日帰りOK。高台にあるので景色もばっちり。
女性専用露天風呂から混浴露天風呂へ行く時は、木の扉を開けて行く。

「大塩温泉」…これこそ幻の温泉で、4月の中ごろからゴールデンウィーク前までの雪解けの期間だけ入れる。それはこの期間に温泉が間欠泉のようにボコボコ吹き上がる露天風呂だから。
会津の金山町大塩、国道252号線かJR只見線で行き、眼下には只見川とJR只見線を一望できる景勝地にある。秘湯ファンには有名で、春先になると全国から秘湯ファンが集まる。
民宿たつみ荘が管理。H.Phttp://www.okuaizude.net/fukushima/okuaizu/inninfo/RHFA211/

「高湯温泉 安達屋旅館」…福島市街が一望できるところに安達屋旅館はあり、ここの混浴露天「大気の湯」は広くて、雰囲気があって、白濁だから女性も気を使わなくて、洞窟も寝湯もあるので近年かなりの人気。
高湯温泉には7軒の温泉宿があり、「玉子湯」が露天風呂の数が多いことで有名だが、今は入れ替え制で混浴ではなくなった。

「幕川温泉 水戸屋」…福島の土湯峠、山の奥のまた奥、こんなところに人はいるのか、と失礼な言葉もまんざら嘘ではなさそうな所に水戸屋と吉倉屋は並んで建っている。幕川温泉はこの2軒だけで、吉倉屋は混浴ではないが、 水戸屋旅館は混浴がすばらしい。樹齢800年の檜をくり抜いたひょうたん型露天以外に、駐車場裏から徒歩2,3分の渓流沿いにも、大きな混浴露天風呂がある。冬は雪のため両館とも閉館。水戸屋と吉倉屋は日本秘湯を守る会の会員宿。

「沼尻元湯」…こここそ秘境、秘湯。まさにインディ・ジョーンズ気分。
沼尻温泉からダート道をガタガタと車を進ませると広い駐車場に着く。そこからは歩き。案内の看板がある。30分ほど崖っぷちの山道を歩いて行くと、色とりどりの紅葉、白濁ブルーの川(温泉)、ダイナミックな滝が続く。湯ばたを見ながら進み、このブルーの川がどれも温泉なので、いい湯加減を捜して勝手に入る。
源泉から毎分9000リットルの湯量を噴出させ、かなりの酸性なのでピリピリする。ガス中毒で3〜4人死んでいるので、無風のときは危険。今年から立入禁止の看板が駐車場に掲示。でもかなりの人が今も訪れる。
この沼尻元湯を引湯しているのが麓の沼尻温泉と中ノ沢温泉。お薦めは中ノ沢温泉の混浴露天がある「平澤屋旅館」。
 
》記事一覧表示

新着順:28/585 《前のページ | 次のページ》
/585